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中国四国支部 活動報告

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中国・四国支部研修会 活動報告

2022年5月

2022年5月22日に広島大学の広仁会館にて日本臨床歯周病学会 中国・四国支部 教育研修会が開催されました。

今回は学会独自の新しいシステムと研修会登録サイトを使用して、対面と Web配信を同時に行うハイブリッド形式で開催されました。

運営等に不安はありましたが、当日は約300名の多数の方々に参加していただき、無事に終了することができました。

研修会は岩田支部長から開会挨拶に始まり、会員発表では、尾原利菜子 歯科衛生士、橋本鮎美 先生、伊達泰美 歯科衛生士、畑中乾志 先生の4名がそれぞれ日常の素晴らしい診療の一面を発表していただきました。

また基調講演では、『歯周組織再建/再生療法を科学的に検証する ~真のゴールを目指して』というタイトルで鹿児島大学の白方良典先生から、基礎研究・前臨床研究データに基づく最新のエビデンスと臨床例を含めて歯周組織再建/再生療法を俯瞰すると共に、真の歯周組織再生と天然歯の保存、さらに健康寿命の延伸に少しでも近づける内容を研究データと合わせて丁寧に、わかりやすくご講演いただきました。

さらにシンポジウムでは4名の先生が『再生療法を成功させるために』というテーマに沿って、それぞれ最新の知見や動画を交えながらわかりやすく講演されました。内容としては、最初に由良典子先生から歯周組織再生療法において、歯科衛生士が担う役割を、手術中だけでなく、術前・術後においてもどのように患者と向き合うべきかを話されました。2番目には斎田寛之先生がどのような症例に対してどのようなタイミングで再生療法を行うのか、 そして再生療法前後におけるプラークコントロールなどについて話されました。3番目に奈良嘉峰先生が歯周組織再生療法において、どのように再生のスペースを維持、もしくは創造するか等、フラップマネジメントを中心にお話をされました。最後に工藤求先生から歯周炎患者に対する矯正治療の現在のエビデンスを総括した上で、 現在における歯周再生療法と矯正治療の融合治療についてご講演されました。

それぞれのセッションではディスカッションも盛り上がり、再生療法について最新の知見をわかりやすく講演され、日常の臨床に大いに役立つ研修会となりました。

最後に西岡副支部長からの閉会挨拶で、次回は新しい愛媛歯科医師会館での中国四国支部研修会が開催されることを告知されました。長時間に及びましたが大盛況の中、研修会を終えることができました。

中国四国支部 小出康史

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