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中国四国支部 活動報告

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中国・四国支部研修会 活動報告

2022年10月

2022年10月16日に愛媛県歯科医師会館にて日本臨床歯周病学会 中国・四国支部 教育研修会が開催されました。

今回も新しいシステムと研修会登録サイトを使用して、対面とWeb配信を同時に行うハイブリッド形式で開催されました。

運営等に不安はありましたが、当日はWEBと現地開催合わせて約360名の多数の方々に参加していただき、無事に終了することができました。

研修会は岩田支部長からの開会挨拶に始まり、会員発表では、上田和美 歯科衛生士、原博章先生、山本哲史先生、金子一平先生の4名がそれぞれ日常の素晴らしい診療の一面を発表していただきました。どの会員発表者もレベルの高い取り組みや治療を披露していただきました。特に原博章先生におかれましては、歯科衛生士と共に成し遂げた歯周治療の症例に感銘を受けました。

教育講演①では、『インプラント周囲疾患の新分類に基づく診断・治療およびリスクマネジメント』というタイトルで岩野義弘先生(岩野歯科クリニック)から、文献の披歴と症例、インプラント周囲疾患の新分類を基に、インプラント周囲粘膜炎、インプラント周囲炎についての診断、治療の実際を紹介するとともに、リスクマネジメントについて丁寧に、わかりやすくご講演いただきました。

また、教育講演②では、『歯周病患者に対するインプラント治療・その注意点について 』というタイトルで小野 晴彦先生(おの歯科医院)から、歯周病への罹患がインプラント周囲炎のリスクファクターとなっていることは周知の事実であり、 歯周病患者に対するインプラント治療には注意すべきポイントがいくつかある.こと、さらに治療後インプラント周囲炎を引き起こさないという観点から、 治療計画、 埋入手術、 補綴時などそれぞれの時期において、 臨床例を示されながらわかりやすくご講演いただきました。

さらに、最後の特別講演では長谷川嘉昭先生と川崎律子先生(長谷川歯科医院)から『歯周病患者におけるインプラント治療』のタイトルでご講演いただきました。

講演内容としては、インプラント治療を行う前の自院の歯周診断からの実際の取り組みを歯科医・歯科衛生士に分けてわかりやすくご説明いただきました。また、歯周インプラント治療のあり方ついても、お二人の息もピッタリと楽しく拝聴させていただきました。

それぞれの講演ではディスカッションも盛り上がり、歯周病患者に対するインプラント治療について最新の知見をふまえてわかりやすく講演され、日常の臨床に大いに役立つ研修会となりました。

最後に西原副支部長からの閉会挨拶で、次回は岡山での中国四国支部研修会が開催されることも告知されました。長時間に及びましたが大盛況の中、研修会を終えることができました。

中国四国支部 小出康史

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