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中国四国支部 活動報告

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中国・四国支部研修会 活動報告

2023年4月

2023年4月2日に岡山県 オルガホールにて日本臨床歯周病学会 中国・四国支部 教育研修会が開催されました。

今回も新しいシステムと研修会登録サイトを使用して、対面とWeb配信を同時に行うハイブリッド形式で開催されました。

当日はWEBと現地開催合わせて約400名の多数の方々に参加していただき、無事に終了することができました。

研修会は小倉新支部長からの開会挨拶に始まり、会員発表では、奥村昌泰先生、高山景子歯科衛生士、周藤巧先生の3名がそれぞれ日常の素晴らしい診療の一面を発表していただきました。どの会員発表者もレベルの高い取り組みや治療を披露していただきました。

特別講演①では、『歯科医師・衛生士チームで取り組む包括的治療~Full mouth disinfectionを軸として~』というタイトルで清水賢先生(アルファ歯科クリニック)から、歯周病の治療に加えて、インプラントや歯周―矯正治療にいたるまで数々の症例を交えながら、論文の引用もあり、丁寧にかつ、分かりやすくご講演いただきました。

また、特別講演②では、『歯科衛生士の視点から考える歯周―矯正治療の注意点』というタイトで土岡弘明先生と佐藤未奈子先生(土岡歯科医院)お二人の講演がありました。

歯の病的移動について再考しそれを解決する歯周―矯正治療を行う際に、数々の症例を交えながらお話しされました。

また患者とのコミュニケーション方法など、歯科衛生士の重要な役割も理解することが出来ました。

さらに、特別講演③では綿引淳一先生(東京日本橋AQUA歯科・矯正歯科 包括歯科クリニック)から『矯正学的視点からみた歯周再生療法の新たな可能性と今後の課題』のタイトルでご講演いただきました。

矯正治療と歯周再生療法はそれぞれどのタイミングで行うべきか?やインプラント治療と矯正治療のタイミングなど普段の診療で気になっている所に対して症例をまじえながらわかりやすく講演されました。

特別講演④では、『歯周病患者における咬合を考える』というタイトルで佐々木猛先生から、患者の顎運動を反映した咬合面形態について丁寧に紹介をされ、患者個々に真に調和した咬合面形態の付与について考察されました。

それぞれの講演ではディスカッションも盛り上がり、歯周病患者に対する包括治療ついて最新の知見をふまえてわかりやすく講演され、日常の臨床に大いに役立つ研修会となりました。

最後に西岡副支部長からの閉会挨拶で、次回は広島での中国四国支部研修会が開催されることも告知されました。長時間に及びましたが大盛況の中、研修会を終えることができました。

中国四国支部 小出康史

中国・四国支部研修会 活動報告1

中国・四国支部研修会 活動報告1

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