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理事長挨拶

特定非営利活動法人 日本臨床歯周病学会
第12代理事長 木村 英隆

理事長 木村 英隆

令和5年4月より第12代理事長に就任いたしました木村英隆です。この場をお借りして皆様にご挨拶申し上げます。

本学会は1983年に、開業医が集う「臨床歯周病談話会」として創設され、1997年「日本臨床歯周病学会」と改名、その後2006年6月より「特定非営利活動法人(NPO法人)日本臨床歯周病学会」として生まれ変わり現在に至っています。昨年は創立40周年を迎え、2023年3月現在では5,118名の会員を抱える学会へと成長しました。本学会の目的は、「広く一般市民を対象として、歯周治療の普及・啓発に関する事業、治療技術に係る各種認定事業等を行うことにより、歯周治療を広く社会に定着させ豊かで健康な国民生活の増進に寄与する。」(定款第3条を一部抜粋)ことで、その目的達成のため様々な活動を行っています。

歯周病は「全世界で最も蔓延している病気であり、人類史上最も感染者数の多い感染症である。」といわれています(2001年ギネス世界記録認定)。また2018年に8020推進財団が行った「第2回永久歯の抜歯原因調査」によると第1位は歯周病で37.1%を示しています。年齢階級別に見ると、働き盛りの40代からは歯周病の数字が年々増えています。このような現状の中、本学会は益々深刻化する高齢化社会に対して、歯周病を治療することで1本でも多くの健康な歯を残し、自分の歯で物を噛み人と楽しく会話ができることの重要性を訴えてきました。歯と口の健康を維持増進させることで、全身の健康と豊かな生活につながるように貢献してきました。

まさに本学会は、そのような歯周病治療・インプラント治療において日夜研鑽を積んだ歯科医師・歯科衛生士が集う学会です。会員に対しては、最新の学術情報の提供・学会での発表の支援・認定医および歯周病専門医の取得に向けた教育等、様々な事業を充実させています。特に若い会員の育成には力を入れていますので、今後の学会活動にぜひご期待ください。なおホームページからは本学会認定の認定医および指導医も検索できます。歯周病やインプラント治療でお悩みの方は、是非お近くの会員診療所にご相談ください。きっと皆様のお役に立てると思います。

最後に、理事長として本学会事業を継続発展していくことはたいへんな重責ではありますが、社会の変化に遅れることなく5年後10年後に続くような事業を心がけ、2年間ではありますが、皆さまのご理解とご支援を賜り、国民そして会員一人ひとりのために精一杯力を尽くしたいと思います。

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