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34年次大会速報

2017年3月

日本臨床歯周病学会 第34回年次大会 福岡

歯周治療成功の鍵 -再生療法 Step by Step-

去る7月9日・10日に、福岡市のアクロス福岡におきまして、第34回年次大会が開催されました。

連日の梅雨の長雨が心配されましたが、天候も大きく崩れず、無事年次大会を迎えることができました。熱い九州の熱気を受けてか、予想を上回る多数のご参加を頂き、本当に大盛況な大会となりました。

1日目(9日土曜日)の特別講演には、Enamel matrix derivative(Emdogain®)の世界的権威でありますDr. Anton Sculean(ベルン大学歯周病科教授)をお招きし、大変濃い内容の講演を頂きました。

特別講演のみならず、衛生士会場、一般講演会場どちらもすべて満員、サテライト会場もほぼ満員となり、本当に多くの方にご参加頂きました。

その晩の懇親会では、当学会と台湾歯周病学会との姉妹提携10周年のセレモニーが開催されました。

こちらも予定を大幅に上回るご参加をいただき、楽しいお酒と、二丈太鼓の素晴らしいアトラクション、福岡の美味しい食事を堪能していただくことが出来ました。

2日目(10日日曜日)の朝にはまず総会が開催され、続いて川崎功労賞を受賞された宮本泰和先生の表彰式が行われました。

短い言葉のなかに当学会への熱い思いが込められた宮本先生のスピーチに、場内が感動に包まれました。

プログラムの最後を飾るシンポジウムは、「基本手技から見直そう!」と題し、鈴川雅彦先生(中国四国支部)、瀧野裕行先生(関西支部)、そして白石和仁先生(九州支部)の3名の先生方に、ハイレベルな治療と基礎の知識に関して、衛生士にもわかりやすく解説をして頂きました。

2階席までほぼ埋まった会場で、皆様が真剣に聞き入っておられたのがとても印象的でした。

また、土曜日の市民フォーラムでは、コーディネーターに藤野博史氏 (医療ジャーナリスト)、パネリストに西村英紀氏(九州大学歯学研究院教授)、小野村健太郎氏(北九州市立大学大学院特任教授・内科開業医)、宗茂氏(元男子マラソン五輪代表選手/健康気功塾塾長)をお迎えし、「歯周病予防で作る全身の健康」と題した講演が行われました。

こちらも会場がほぼ満席となる市民の方の参加を頂き、また学会公式本『日本人はこうして歯を失っていく』の展示即売も好評で、皆様の歯周病への関心の高さを強く感じました。

二日間にわたり、ポスター発表、テーブルクリニック、ランチョンセミナー、認定歯科衛生士限定セミナーCEC Platinumなどなど、本当に濃い内容の発表と講演が行われ、充実した会であったと感じます。

ご参加くださいました方、講演をされた先生方、座長の先生方、大変お疲れさまで御座いました。


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