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理事長挨拶

歯周病で歯をなくす方を一人でも減らすために

特定非営利活動法人 日本臨床歯周病学会 理事長 二階堂雅彦

理事長 二階堂 雅彦

日本臨床歯周病学会は日々臨床の現場で患者さんと向き合う歯科医師、歯科衛生士からなるユニークな成り立ちの学会です。

1983年に川崎仁、鈴木文雄、船越栄次の3名の歯科医師を中心に設立以来発展を続け、現在3500人を超える会員を有し、わが国における歯周病治療のリーダーシップを取る学会の一つに成長しています。

歯周病は、今や『国民の8割が歯周病』という言葉で表されるように誰もがなりうる病気です。同時にSilent disease (“静かなる病い”)と英語で呼ばれるように、知らず知らずのうちに患者さんの歯ぐきをむしばみ、気づいた時には手遅れになるという厄介な病気でもあります。

歯周病の進行は免疫と深くかかわっており、プラーク・コントロール(ブラッシング中心としたホームケア)はもっとも大切なものですが、それだけでは治らない歯周病も多いのも事実です。

本学会では、市民フォーラム、また2014年には日本歯周病学会と共同で編集、発刊したMOOK、『専門医が教える歯の守り方』(朝日新聞出版)などを通じ、患者さんや国民の皆様に、上記のような正しい歯周病の知識を情報発信しています。

さらに患者さんのために真にお役にたてる歯科医師、歯科衛生士であるため、学術大会、教育研修会などの学術研修、また認定医制度、認定衛生士制度を設け、会員の知識、技量の研鑽を図っています。

またわが国での歯周病に関するもう一つの学会、日本歯周病学会とは友好協定を結び、ともに歯周病に悩む患者さんのために共同戦線を張る一方、国際的には台湾歯周病学会とは姉妹学会提携を結び、またアメリカ歯周病学会とは来たる2016年に、日本歯周病学会と共に共同で学会を開催するなど、国際的にも本学会の実力は評価されています。

インプラント治療も当学会の柱の一つです.本学会では、近年次第に問題となっている、インプラント周囲炎と呼ばれるインプラント周囲の歯周病を防ぐべく、専門書『歯周病患者におけるインプラント治療のガイドライン』(クインテッセンス出版)を2013年に発刊し、また2014年からは歯周病、インプラントの両方の治療に精通する歯科医師に対し授与する、『歯周インプラント認定医』制度を設けています。

以上のような活動を日本臨床歯周学会は行っております。

しかしその根底に流れる会員の思いは一つ、『歯周病で歯をなくす方を一人でも減らす』ことです。

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