2021年4月25日に日本臨床歯周病学会関東支部教育研修会および歯科衛生士セミナーがWEBにて執り行われました。WEB開催2回目となった本会は当日参加491名 振り返り視聴2861アクセスと,多数の方に参加頂き午前は歯周基本治療,午後は,歯周組織再生療法をテーマに開催されました。
午前のテーマである歯周基本治療では,大阪大学の村上伸也教授を招聘し『歯周組織と歯周病の理解を深化させよう』という演題で,歯周治療を行う上で重要な歯周組織の解剖学に始まり、2020年に改定された歯周疾患の新分類の説明や全身疾患との関わり等を非常にわかりやすく講演頂き歯科衛生士のみならず歯周治療をこれから勉強しようと考える歯科医師にとって大変有意義な時間となりました。
午後は中村寿一先生,平野竜生先生,大井瞬先生,星嵩先生による歯周組織再生療法をテーマとした会員発表が行われ,それぞれの先生の日常臨床における歯周治療へのこだわりが見えたすばらしいケースプレゼンテーションでした。
その後,教育講演は岩野義弘先生により『歯周組織再生療法のエビデンスと基本手技』と題し文献などを示して頂きながら,歯周組織再生療法のについてわかりやすく解説され,歯周組織再生療法を行なった事のない会員にも明日から使える基本手技など大変勉強になったと思います。
最後に特別講演では工藤求先生により『歯周組織再生療法を取り入れた治療計画とその臨床経過』と題し歯周治療に矯正治療や補綴治療をからめた包括的な治療を先生のすばらしい症例を基に解説され治療計画の重要性を再認識致しました。
1日を通して歯周基本治療から再生療法まで非常に内容の濃い講演となり,その後のディスカッションも大いに盛り上がりました。
以上,研修会報告とさせて頂きます。
(文責:関東支部広報担当 星野修平)
