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九州支部 活動報告

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第2回支部教育研修会

2024年3月

2024年3月3日に上記研修会がパピヨン24ガスホールにて開催された。

研修会前日は、特別講演の講師である大月基弘先生を囲んで、懇親会を開催した。

各自の自己紹介などを行うことで大変盛り上がり、出席した役員との親睦を深めることができた。(写真①、②、③)

続いて当日は、「明解!エビデンスに基づく歯周治療の理解と実践ガイド」というテーマのもと、研修会の幕が開いた。

安増支部長の開会の挨拶から始まり(写真④)、午前中は会員による発表が行われた。まず始めに小林善郎先生が「歯周外科の術式:切除か再生か、病態診断と治療目標から最適な選択を探る」という演題で、根分岐部病変に対して切除療法と再生療法を行なったケースをそれぞれ提示した。切除療法は根分岐部病変に対して重要な選択肢の一つであるが、さまざまなアップデートにより再生療法の適応症が広がったことを述べた。(写真⑤)

次に、松延允資先生が「EMDを用いた歯周組織再生療法を整理する」という演題で、「EMDは論文的に歯周組織再生療法の条件を全て満たす、非常に信頼のおける材料である」と述べ、それを実証する自らのケースを提示した。(写真⑥)

続いて池上龍朗先生により「JACP学術委員会・リグロス臨床研究報告〜わかってきたリグロスの使いどころと術式の最適化〜」という演題のもと、リグロスは骨壁数の影響を受けにくいものの、1壁性の骨欠損の場合は併用療法が効果は高いこと、また根分岐部病変に対してはリグロスのみでも効果が高いことを述べた。さらに、切除療法に対してもリグロスを使用した場合、適切な術式を用いることにより効果が得られたケースを提示した。(写真⑦)

そして最後に「21世紀に求められている歯周治療とは?①〜③」という演題で、大月基弘先生による特別講演が行われた。①の「非外科的歯周治療の変わらぬ重要性と進化」は、歯科衛生士にもわかりやすい内容であった。それから②と③の「21世紀に求められている歯周治療とは」へと続いた。こちらは歯の発生や歯周病の成り立ちについての話に続き、歯周基本治療から再生療法についてのケース、さらに根面被覆術やEPPTの術式を提示し、これからの歯周治療の可能性を感じさせられるものであった。(写真⑧⑨)

最後に中富副支部長の閉会の挨拶で、研修会は盛会のうちに終了した。(写真⑩)

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